最後に残して置いた10列目の閉じとなる箇所の『羽目板』を作って行きます。
今までの偶数列は415mm・915mm×3枚・415mmと915mmの後に415mmで閉じていましたが、10列目だけは920mmと5mm長くカットします。
920mmでカット |
羽目板としても溝切も、9列目にはめ込む為の切込み『凸』を制作後に、前回で出して置いた数値75mmでカット。
『凹』の加工は必要なし |
それでは、415mmと920mmのつなぎ目となる加工に移ります。『相じゃくり継ぎ』になるように加工。
目標となる数値 |
このままだと、どのような意味を持つ数字か分からない為、準を追って進めて行きます。まずは、溝の幅となる数値が下の写真で表面(左側)が6mmの幅に、裏側に当たる(右側)が5mmの幅に溝を掘っていきます。
左側6mmの位置に罫書・右側5mmの位置に罫書 |
『エンドマッチ』部分には1mm程度の溝を全列で施している為、ここでも1mm開けることで偶数のラインを合わせることが出来ます。
次に5mmと書かれている数値は、深さを表しており板材が10mmとなっている為、重なり合う事で合計値が10mmになるように設定。
深さの参考 |
溝を作り終えた物を『オービタルサンダー』と紙やすりを駆使し、仕上げていくと綺麗な羽目板の完成となります。
『相じゃくり継ぎ』加工 |
それでは10列目の続きとなる位置の手前側から施工していきます。
手前に920mmの羽目板から |
羽目板と言う事もあり9列目のつなぎ目とエンドマッチ部分の『凸』・『凹』で固定されている為、ネジでの固定位置は手前に見えているこの2箇所のみ。
ネジの締結位置 |
最後の415mmの羽目板は、9列目の『凹』に入れ込むように取り付け、両サイドの表面に根太の部分に合わせて締結する事で施工。これでも落下する心配はありません!!
表側に2か所のネジ |
それでは、1列目から続いた『羽目板』の施工が完成した状態を披露していきます。写真では収まりきれない長さになってしまったので、最後に取り付けた10列目の続きから流れる様に奥に施工している模様でお届け。『エンドマッチ』の溝もズレることなく真っすぐなラインになっています。
『節』の位置もそれほど悪くない(こればかりは主観)はず・・・?
ともあれ、どうにか荒材から『羽目板』を作成する!!と題した天井作成がこれで何とかゴールしたことになります。が次回もまた続きますので、よろしくお願いします!!
それではまた~
1列目から10列目まで羽目板 |
おしまい
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